相続は、手間がかかる

評価減ができる土地とは

石川県の相続税専門税理士

金沢市、野々市市、白山市、小松市を中心に活動しています!

ブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 

相続税を計算するうえで、財産の評価をすることは、最も大切な作業となってきます。

財産の評価額が、そのまま相続税の金額に反映されるからです。

現金の場合は、その額面金額がそのまま評価額となります。

 

一方で、不動産の場合は、

⦁  どの地域に所在しているか

⦁  土地の形は

⦁  他人に貸し付けているか

⦁  周りの環境は …     等々

 様々な要素を考慮して評価を行っていきます。

 相続財産のほとんどを不動産が占めるという例は、少なくありません。

 特に、土地の評価は相続税の金額に大きく影響してきます。

 

 土地の評価をするときに、評価減できるのは、どのようなケースでしょうか。

  例) ① 間口が狭い         ② 奥行が長い    ③ 形がいびつ

         ④ 道路に面していない ⑤ がけ地である       ⑥ 私道である

     ⑦   面積が大きすぎる    ⑧   接している道路幅が狭い ⑨ 墓地に隣接している 

               ⑩ 騒音がひどい          ⑪ 高低差がある       ⑫ 他人に貸し付けている 

                                                                                       など他にも多数あります。

 〔 間口が狭く、奥行が長い 土地の評価 〕

  いわゆる”ウナギの寝床”といわれるような形の土地をイメージしてみて下さい。

  間口が狭く、奥行が長いと、住宅を建てる、店舗を建てる・・・等 考えたときに

  その土地の利用価値は正方形の土地と比べると、確実に下がります。

 

  そこで、間口狭小補正率、奥行長大補正率といった割合を使って、

  ケースによっては、10%程度 評価を下げることができます。

  

 〔 形がいびつな土地の評価 〕

       土地が、三角形、台形、屈折している道路に面している等、きれいな正方形や長方形

   ではないケースは多くみられます。

   面積が同じ土地でも、いびつな土地の利用価値は下がってしまいます。

 

   そこで、不整形地補正率といった割合を使って、評価減を行います。

   整形地でないため、形がいびつな土地は、“不整形地”と呼びます。

   不整形地の評価は、形がどの程度いびつか その度合いによって

   評価減できる割合が変わってきます。 

 

   土地の評価方法は、税理士の腕の見せどころだとも言えます。